海外FXのスワップポイントを徹底比較！おすすめの稼げる業者6選も紹介

「スワップポイントの仕組みがわからない」
「スワップポイントにおすすめの通貨は何？」
「スワップフリー口座でできることが知りたい」

FX取引を行っていると頻繁に目にするスワップポイントですが、その仕組みについてきちんと理解できてない人もおおいでしょう。

一般的にFXは売り買いの差額で利益を上げますが、スワップポイントを利用した取引で利益を得る方法も存在します。

スワップ狙いの取引はチャートを監視しなくてもいいというメリットがある反面、仕組みを理解していないと効率よく利益をあげれないだけでなく損失を出すリスクも上がってしまうので注意が必要です。

この記事でスワップポイントの仕組みを理解し、安心してスワップ取引に挑戦してみましょう。

そもそもスワップポイントってどんなもの？

FXのスワップポイントについて下記の3点を解説します。

・通貨同士の金利差があればあるほど多くもらえる ・国によって政策金利が大きく異なる ・付与のタイミングはニューヨーク市場に関連している

スワップポイントで利益を出すために、しっかりと仕組みを理解しておきましょう。

通貨同士の金利差があればあるほど多くもらえる

スワップポイントは通貨ペアの「金利差調整分」の事を指します。

ポジションを保有している間は毎日スワップポイントが発生し、低金利通貨と高金利通貨の金利差が大きいほど値が大きくなる仕組みです。

低金利通貨を売り、高金利通貨を買えばスワップポイントによる利益を得られます。

反対に高金利通貨を売って低金利通貨を買うと損失となるので注意が必要です。

国によって政策金利が大きく異なる

各国の政策金利は大きく異なり、2国間の金利差が大きい通貨ペアになるほどスワップポイントも大きくなります。

下記の表は各国の政策金利です。

国	政策金利
日本（JPY）	-0.10％
米国（USD）	5.25～5.50％
ユーロ（EUR）	4.50％
南アフリカ（ZAR）	8.25％
メキシコ（MXN）	11.25％
トルコ（TRY）	25.00％

スワップポイントを狙った取引をするのなら、南アフリカランド・メキシコペソ・トルコリラなどの高金利通貨と他国の金利差に注目しておきましょう。

付与のタイミングはニューヨーク市場に関連している

スワップポイントは、ニューヨーク市場がクローズした時点で未決済のポジションを保有していた時に付与されます。

ニューヨーク市場のクローズ時間は冬時間と夏時間で違いがあり、日本時間だと下記のとおりです。

・冬時間（11月第1日曜日～）：午前7：00 ・夏時間（3月第2日曜日～）：午前6：00

多くのFX業者では、水曜日から木曜日にポジションを持ち越した場合、土曜日と日曜日の分を含めた3日分のスワップポイントが付与されるので覚えておきましょう。

スワップポイントの違いから分かる！目的別のおすすめFX業者6選

ここからは、スワップポイント狙いでおすすめの海外FX業者を紹介します。

・トルコリラの取引はXM Tradingが有利 ・IS6FXは100％入金ボーナスを利用できる ・メキシコペソと南アフリカランドの取引はAXIORY ・入金ボーナス有り＆ロスカット水準0％のiFOREX ・ドル円の取引が有利なのはTitan FX ・スワップフリーを利用するならFXGT

下記の表は、各業者のスワップポイントを通貨別に比較したものです。

海外FX業者	買い/売り
USD/JPY	買い	12.00	-9.95	9.815	12.56	8.66	4.38
	売り	-29.05	-29.71	-27.67	-25.79	-17.970	-9.74
EUR/USD	買い	-7.92	-7.76	-7.14	-10.85	-9.80	-6.51
	売り	1.88	1.82	1.91	0.391	0.75	1.76
EUR/JPY	買い	14.08	12.72	8.024	0.935	6.92	0.47
	売り	-23.62	-22.58	-22.89	-19.71	-13.09	-8.99
USD/ZAR	買い	-29.39	-29.65	-234.137	-22.51	-24.38	-52.06
	売り	0.61	0.23	93.6	0.187	-8.26	12.69
USD/MXN	買い	-433.74	-440.92	-361.41	-46.05	-28.36	-371.26
	売り	116.26	89.41	135.585	10.71	3.91	106.27
USD/TRY	買い	-2,872.96	-2573.41	-1466.09	-69.95	-62.70	-1289.88
	売り	154.04	115.24	1181.91	-20.63	62.70	114.31
EUR/TRY	買い	-3,112.76	-2867.84	-1966.92	-10.435	-67.03	取扱なし
	売り	505.24	253.61	1793.58	-35.94	67.03	取扱なし

同じ通貨ペアでも各業者でスワップポイントの値に違いがあるのがわかります。

業者ごとにおすすめ通貨ペアを見ていきましょう。

トルコリラの取引はXM Tradingが有利

XMTradingはトルコリラのスワップポイントが高く、USD/TRY（米ドル/トルコリラ）・EUR/TRY(ユーロ/トルコリラ)のどちらとも他の業者より有利な値になっています。

トルコリラはスワップポイントが高いですが価格変動幅が非常に大きいので、実効レバレッジを下げて証拠金維持率に余裕を持った取引を行うようにしましょう。

またXMのトルコリラ関連の通貨ペアは、最大レバレッジが100倍に制限されているので注意が必要です。

IS6FXは100％入金ボーナスを利用できる

IS6FXは、新規口座開設ボーナスと入金100％ボーナスを実施しています。

ボーナス上限の6万円までは入金額が倍になって反映されるので、証拠金維持率に余裕を持たせたスワップ運用がしやすくなるでしょう。

「資金が少ないけどスワップ狙いの取引を始めたい」といった方におすすめの海外FX業者です。

メキシコペソと南アフリカランドの取引はAXIORY

AXIORYはUSD/MXN（米ドル/メキシコペソ）やUSD/ZAR(米ドル/南アフリカランド)のスワップポイントが他業者より有利になっています。

どちらとも高金利通貨として常に人気の通貨ペアなため、スワップ狙いの取引を行う際はAXIORYをチェックするようにしておきましょう。

なおAXIORYはトルコリラのスワップポイントも高く魅力的ですが、現在は新規受付を一時中止しています。

入金ボーナス有り＆ロスカット水準0％のiFOREX

iFOREXはロスカット水準が0％なため、資金効率を高めた攻めの運用をする人におすすめです。

ゼロカットシステムを採用しており、ロスカット水準が0％でも追証の心配がなく安心です。

また600ドルまでの入金に100％ボーナス、それ以上の入金には25％のボーナスが付与されるので証拠金維持率を高めた運用がしやすいのも特徴です。

ドル円の取引が有利なのはTitan FX

Titan FXは、USD/JPY（米ドル/円）のスワップポイントが他業者よりも高くなっています。

スワップポイントは各国の政策や金利情勢に影響を受けるので、ドル円などのメジャー通貨は情報が入りやすく取引の判断がしやすいというメリットがあるでしょう。

あまりスワップポイントがよくない業者に思えても、ひとつだけ有利な通貨ペアが提供されていることも多いです。

スワップ値を調べる時は、複数の業者をチェックすることをおすすめします。

スワップフリーを利用するならFXGT

FXGTは一部の銘柄にスワップフリーを導入しています。

マイナススワップの損失を気にしてポジションの長期保有を断念していた方は、FXGTのスワップフリーを利用してみてはいかがでしょうか。

ただし口座タイプによってスワップフリーの対象銘柄に違いがあるので、利用の際は条件をしっかりと確認しておきましょう。

スワップポイントの計算と確認方法

ここからは、スワップポイントの計算と確認方法について解説していきます。

スワップポイントは頻繁に更新されるので、しっかりと覚えておきましょう。

基本となる計算式

スワップポイントの値だけを見ても、実際に受け取れる日本円の金額まではわかりません。

日本円（JPY）を含めた通貨ペアとそれ以外の通貨ペアでは計算方法が異なるので、それぞれの計算式を確認しておきましょう。

日本円（JPY）を含めた通貨ペアのスワップ金額は、下記の計算式で算出します。

・スワップポイント × 取引通貨数 × 0.001 ＝ スワップ金額（日本円）

上記の計算式を、買いのスワップポイントが12.00のドル/円（USD/JPY）、取引通貨数が100,000通貨の場合で計算すると以下のようになります。

・12.00 × 100,000 × 0.001 ＝ 1,200円）

ドル/円を買った場合、1日に1,200円のスワップを受け取れる計算です。

円（JPY）を含めない通貨ペアのスワップ金額は、下記の計算式で算出します。

・スワップポイント × 取引通貨数 × 0.00001 × 決済通貨の日本円レート＝ スワップ金額（日本円）

決済通貨とは通貨ペアの右側の通貨のことです。

例えばユーロ/トルコリラ（EUR/TRY）の決済通貨はトルコリラ（TRY）ですので、決済通貨の日本円レートはトルコリラ/円（TRY/JPY）になります。

上記の式にしたがって、売りのスワップポイントが505.24のユーロ/トルコリラ（EUR/TRY）、トルコリラ/円のレートが5.47円、取引通貨数が100,000通貨で計算した場合のスワップ金額は下記のとおりです。

・505.24 ×100,000 × 0.00001 × 5.47 ＝ 2,763.66円

ユーロ/トルコリラを売った場合、1日に約2,763円のスワップを受け取れる計算になります。

受け取り金額の計算はよく使うので、ぜひ慣れておきましょう。

XM Tradingが提供しているスワップポイント計算ツール

XMが提供している「スワップ計算機」を使えば、通貨ペアやロット数を入力するだけで簡単にスワップポイントわかります。

スワップポイントを確認したいときはもちろん、ポジションを持ち越すべきかの判断に迷った時はスワップ計算機を使ってスワップの損益を算出してみるのもひとつの手です。

利用している海外FX業者がスワップ計算ツールを提供している場合は、積極的に活用しましょう。

各海外FX業者のスワップポイントを確認する方法

海外FX業者でスワップポイントを確認する方法は下記の2種類です。

・公式HPから確認する ・MT4/MT5ツールから確認する

それぞれの方法を見ていきましょう。

公式HPから確認する

スワップポイントは各FX業者のHPで確認することができます。

下記は「XMTrading」の例です。

ブックマークに登録するなどして、すぐに確認できるようにしておきましょう。

MT4/MT5ツールから確認する

スワップポイントはMT4/MT5ツールからも確認可能です。

MT4/MT5で「気配値」を表示し、スワップポイントを知りたい通貨ペアにカーソルを合わせ右クリックします。

右クリックで開いた画面から「仕様」をクリックしてください。

確認したい通貨ペアが表示されていない場合は、「すべて表示」もしくは「通貨ペア（MT5では銘柄一覧）」をクリックすることで表示が可能です。

「仕様」をクリックすると選択した通貨ペアの取引条件が表示され、スワップに関する情報を確認できます。

MT4/MT5であればどの海外FX業者でも共通の手順ですので、ぜひ覚えておきましょう。

海外FXのスワップポイントを獲得するおすすめ方法

ここからは、スワップポイントを獲得するためのおすすめ方法を紹介します。

効率よくスワップポイントを獲得するためにチェックしておきましょう。

金利が高いことで有名なのはトルコリラ！おすすめの通貨ペアをチェック

政策金利が高いトルコリラ（TRY）は、スワップポイントを多く獲得できるので人気があります。

下記の表は各業者のUSD/TRY・EUR/TRYのスワップポイントです。

海外FX業者	買い/売り
USD/TRY	買い	-2,872.96	-2573.41	-1466.09	-69.95	-62.70	-1289.88
	売り	154.04	115.24	1181.91	-20.63	62.70	114.31
EUR/TRY	買い	-3,112.76	-2867.84	-1966.92	-10.435	-67.03	取扱なし
	売り	505.24	253.61	1793.58	-35.94	67.03	取扱なし

どの通貨もスワップポイントの値が大きいですが、Titan FXのUSD/TRY・EUR/TRYは買いと売りのどちらともマイナススワップになっているのに注意が必要です。

トルコリラのようなマイナー通貨ペアは大きな利益を得られる一方で、政治情勢が不安定な国が多く大きな価格変動が起きやすい傾向にあります。

海外FXはゼロカットシステムがあるため万が一の急変でも追証は発生しませんが、保有通貨ペア国の日々の情勢には常に目を向けるようにしておきましょう。

スワップポイントだけで生活するにはある程度の資金が必要

スワップポイントで生活するには、どれぐらいの資金が必要か計算してみましょう。

ドル円（USD/JPY）のスワップポイントが12.00の場合、1ロット（100,000通貨）で受け取れるスワップは、下記のとおりです。

・1日に受け取れる金額：1,200 ＝ 12.00 ×100,000 × 0.001 ・月に受け取れる金額： 36,000 ＝ 1,200 × 30

たとえば月に30万円の利益を得るために必要なロット数は、下記の計算になります。

・月30万円：300,000 ÷ 36,000 ＝8.33ロット

次に8.33ロットでどれだけの価格変動に耐えられるか計算してみましょう。

下記はレバレッジ1,000倍、ロスカット水準20％、レートが148.0の場合の計算です。

・有効証拠金100万：約117pips逆行でロスカット ・有効証拠金250万：約297pips逆行でロスカット ・有効証拠金500万：約597pips逆行でロスカット

半年～1年の価格変動幅に耐えるには、ある程度大きな資金が必要なことがわかります。

スワップ狙いのトレードは、リスクを計算し十分な証拠金を用意してから行いましょう。

海外FXのスワップポイントに関するよくある質問

最後に海外FXのスワップポイントに関してのよくある質問を集めました。

・スワップポイントだけで出金は可能？ ・海外FXのスワップポイントはレバレッジ何倍がおすすめ？ ・両建てが禁止されている海外FX業者は？

スワップポイント狙いの取引をするなら、チェックしておくことをおすすめします。

スワップポイントだけで出金は可能？

スワップポイントだけを出金できる海外FX業者はありません。

ポジションの保有期間は毎日スワップポイントが計算されていますが、口座にスワップ損益が反映されるのはポジションを決済したタイミングになります。

スワップポイントを出金したい場合は、先にポジションを決済しましょう。

海外FXのスワップポイントはレバレッジ何倍がおすすめ？

スワップポイント狙いのトレードでは、低レバレッジ運用をおすすめします。

ポジションの保有期間が長いほどスワップポイントを得られますが、その分大きな価格変動に遭う可能性も高くなります。

特にトルコリラやメキシコペソなどの価格変動が大きい高金利通貨リスクが高いので、証拠金維持率に余裕を持たせて運用するように気を付けましょう。

両建てが禁止されている海外FX業者は？

同一口座内の両建て取引に関しては、基本的にどの業者でも認められています。

しかし別口座との両建て取引、別業者との両建て取引に関しては多くの海外FX業者で禁止されています。

禁止事項に抵触しないよう、利用している海外FX業者の両建てルールを前もって確認しておきましょう。

海外FXはスワップポイントで大きな利益を得やすい

海外FXは大きなロットで取引ができるため、スワップポイントで大きな利益を狙えます。

ハイレバレッジや海外FXのボーナスをうまく活用し、ぜひ資金効率のいいスワップ狙いのトレードに挑戦してみましょう。

どの海外FX業者を選べばいいかわからない方は、高金利通貨のスワップポイントが高くボーナス利用もできるXMTradingでスワップ運用を始めるのをおすすめします。